SLOW,FASHIONなスニーカー vol.1/2025春夏ニューバランス編
親しみあるクラシックモデルの復刻や、クッション性抜群の厚底スニーカー、そしてハイテク感漂うテッキーなデザインなど、今季も個性豊かなラインナップのスニーカー市場。ここでは、私たち「Life Fashion」がテーマに掲げる“slow,fashion”を視点に、足元で程よく主張する新作スニーカーをローテク、ハイテクに分けてそれぞれ一つずつ厳選して紹介します。今回は〈ニューバランス〉編です!
【ハイテク/1906A(Olive juice with sea salt and woodland)】
~テック感がありながらしっくり馴染む、巧みなカラーブロッキングに注目~
大人になるにつれ自分好みのデザインや似合うカラーリングを理解してきたはずだけど、じつはフツウで無難なほうを選んだり、慣れ親しんだ定番モデルを履き続けていたりと、なんだか安定志向かも!?って気がついたことはありませんか?もちろん、それは間違ったことではありませんが、近年におけるハイテクスニーカーは著しく進化し、目を惹きつけるあのテクニカルなデザインはちょっと気になるところですよね…。
そこでまず、ピックアップしたのがニューバランス2000年代のランニングシューズ「1906」のDNAを受け継いだ「1906A」です。
model:1906A/price:¥19,800
柔軟な「ACTEVA LITEクッション」、衝撃吸収する「N-energy」、踵部分でセグメント化された「ABZORB SBSポッド」を組み合わせたソールユニットを採用。高いクッション性と反発性で履き心地も好評。
シューレースが側面のNロゴと連動する「Nロック」やTPUヒールケージ、合成素材を組み合わせたオーバーレイのアッパーデザインが印象的。その凝ったデザインは、一見するとテック感満載のように思えるものの、オリーブやクリームの落ち着いたカラートーンを採用することで普段のコーディネートに取り入れやすい一足となっています。
また、存在感を示す「ABZORB SBSポッド」を搭載したソールユニットには、褪色したかのような特殊加工が施されているため、目立ち過ぎず、意外と主張が控えめ。すんなりと着こなしに馴染み、マンネリ化を打破できるデザイン性は今の気分にもハマってくれるのではないでしょうか。
【ローテク/996v2(Sea salt with white and black cement)】
~上品さと洒脱さを兼ね備えたスタンダードモデル~
続いて後半に、紹介するのが不動の人気を誇るニューバランス「996v2」シリーズから。
model:996v2/price:¥16,280
「996」特有の細身でシャープなシルエットはそのままに、ホワイトを基調としたクリーンな配色が印象的。長時間の着用でも快適さをキープする「ENCAP」と「C-CAP」の二重構造ミッドソールを採用。1988年の登場以来、軽やかな履き心地を提供し続けるロングセラーモデルです。
ホワイトのメッシュ素材を基調に、ややグレー味がかったスエードを組み合わせた品格のあるアッパーデザインが特長。「996」シリーズが醸し出す独特なローテク感を上品にブラッシュアップした潔いカラーが魅力の一足です。その端正なルックスは“slow,fashion”の足元に欠かせないアイテムとなってくれるのではないでしょうか。
前半では流行をほんのり意識したハイテクデザインに着目しましたが、やっぱり普段のコーディネートでもっとも頼れるのがクラシックモデルです。
【お問い合わせ先】
ニューバランスジャパンお客様相談室
TEL:0120-85-7120
今回は「“slow,fashion”なスニーカー選び」として、ハイテクとローテクの異なる2デザインをご紹介しました。程よいテックデザインが楽しめる「1906A」と懐かしさと落ち着きのある「996v2」。どちらも”slow,fashion”を体現するに欠かせない要素です。ぜひ春夏のワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。次回へとつづく
TEXT:Nobu Saito