2025春「代官山 蚤の市」【STRAY SHEEP】
【STRAY SHEEP(ストレイシープ)】
@straysheep_yurakucho
@straysheep__kawasaki
ヨーロッパのヴィンテージウェアをメインに取り扱うストレイシープ。
有楽町店は阪急メンズ東京にお店があることもあり、ビジネスでも使えそうなジャケットやコートなどドレス寄りのアイテムも豊富に揃う。
一方川崎店はワーク、ミリタリーなどのカジュアルアイテムが幅広くセレクトされている。
いずれの店舗も20世紀初頭、前半~の希少なヴィンテージウェアから近年物の上質なレギュラーアイテムを年に数回直接ヨーロッパに赴きバイイングしている。
有楽町店スタッフ 北島さん
リングは「スプーンリング」。1920、30年代くらいのもの。その名の通りカトラリーのスプーンを曲げて作られている。
ジャケットは1940年代くらいのモールスキン。
ストレイシープ オーナー 世田さん
ジャケットは1950年代ごろのワークウェアでモールスキン素材。ロンドンの友人から譲ってもらった15年前から着続けてダメージ、フェード含め、凄まじい味が出ている。
帽子も50年代ごろのもので、フランスのストローハット。こちらも長年愛用している。
パンツはフランスミリタリーの「M47」モデルの後期型、60年代くらいのもの。20年くらい穿き続けている。
靴は70~80年代くらいのもの。
リペアして着続けることで買ったばかりのものにはない味わいが出てくる。
当時の人ならではのリペアの美意識が垣間見える
人も歳をとって変わっていくが、服も着続ければその様は変わっていく。それも服の楽しさのうちの一つ。
エプロンはインディゴ染めのコットン/リネン素材の混紡。
コットン×リネン混紡の素材は通称「メティス」と呼ばれ、フランスのヴィンテージアイテムの中でも希少で人気がある。
現代のものにはない素材感や風合いは格別。
フランス郵政公社(PTT)のワークジャケット。
フランスは襟付きのワークジャケットが多く、スタンドカラーのものは珍しい。
フランスのワークジャケットはシングルブレストが多い。ダブルブレストは希少。防風のためか。
フランス海軍。1930年代のもの。生地はコットンの綾織り(ツイル)。
折り目がはっきり出ている。古いツイル。
インディゴ染めのコットンのワークコート。
このタイプのフランスのワークコートはリネン素材が多いが、インディゴ染めのコットンは珍しい。
1940年代以前のもの。40年代よりももう少し古そう。
教会の神父が着用していたコート。
1940年代のように見えるが、ディーラーからは20世紀初頭のものと説明があった。
「マキニョンコート」と呼ばれる馬商が着ていたもの。
リネン素材で、リネンを黒く染めたもの。
ブラックモールスキンのジャケット「ル・モン=サン=ミシェル」(Le Mont-Saint-Michel)タグ。
モンサンミシェルはフレンチワークの有名ブランド。
スライド順に古く、[スライド1]金の刺繍タグは最初期のタグ。[スライド2]褪せた黄色の刺繍のタグは40年代。先にご紹介した世田さん着用のジャケットは刺繍ではなくプリントされたタグ。50年代。
木こりやビール樽を運ぶ人の用のものか。ワークジャケット。ベルギー製。
フランスのパイロット(フライト)ジャケット。空軍。
フライトジャケットと言えば、ドイツのものをよく見るがドイツは袖、裾、襟がリブになっている。
フライトジャケットは左腕にシガレットポケットが付くことが多く、主にタバコを入れていたといわれている。
襟のファー(ボア)が付いて見つかることが珍しい。こちらは1970年代くらい。
ズアーブパンツ。ズアーブパンツとは、1831年当時フランスの植民地であった、北アフリカのアルジェリアやチュニジアの人たちを基本に編成された、フランス軍アルジェリア歩兵隊・ズアーブ兵が着用していたことに由来する。
[スライド3]ベージュカラーのチノタイプ。サイドに刺繍がないものも。
オーナー私物
photograph @a24.k_photograph
Event Organizer 【代官山 蚤の市運営事務局】