2025春夏④”少年の心でマルシェに買い出し”
Photo:Taijun Hiramoto
Hair & Make-up:KANAKO SHIMANUKI
Model:thymeo
[tops] 60s Shark collar pullover shirt
[Pants] 60s US Army Chino Pants
[Bracelet]BRASS BRACELET NARROW with SHRINK COW LEATHER
[Shoes]40s US Army Boots
もう十数年前でしょうか。このシャークカラーのプルオーバーシャツを購入したのは(ジャンティーク)に通い始めてから間もないころっだっと思います。
お店がオープンしてからかなり話題になっていたが数年はなぜだかスルー。中目黒には結構行っていたのに天邪鬼的な所があったからだろうか...
そうして何かきっかけがあるわけでもなかったかと思いますが、初めてお店に行きすぐさま40’USネイビーのピーコートを購入した記憶があります。
当時のお店の印象としては勿論古いものがあるという事はそうだったのですが、アメリカ物に加えて主にドイツなどのヨーロッパものが置いてあり、
それが古着と言えばアメリカ古着だった自分にとっては新鮮でした。
そんな中出会ったのがこのイエローチェックのシャークカラーシャツ。
当時は聞いたこともなかったシャークカラーの襟の仕様を店員さんから教えてもらったのが今でも記憶に残っています。
やたらとその名称が記憶に残りました。
買ってからすぐに1、2回着たのですが、その時もこんなチノパンを合わせていたと思います。恐らく渋谷のイルミネートで買ったJクルーのチノパンだったはず。
マチが付いた長めの着丈をどう着こなしていいか分からず、出かけた先でタックインしてたこともあったような...
そんなことはさておき、僕はこのシャツの持つヨーロッパカジュアル(?)な魅力に、今に至るまで「やっぱいいよな~」と痺れているので、大切に保管してきました。
ネルシャツなどのヘビーオンスなタフでラフなアメリカンカジュアルシャツとはまた違ったテイストを感じています。
「マルシェに買い出しスタイル」
マルシェとはフランス語で市場のことです。
こんな感じで市場に青果や野菜を買いに行きたいなとイメージしました。
古いヨーロッパが時代設定のアニメなんかで、よくそんなシーンがあるのですが、そんな姿を大人になってから追い求めています。
このブーツは40’のUSアーミーのブーツなのでアメリカものですが、こんなブーツが古い少年のカジュアルスタイルには重要だと思っています。
ブーツもジャンティークで1年ほど前に購入したもの。
履きにくいので、飾るかこういう撮影のタイミングが出番です。
肩にかけているバッグは現代でいうエコバッグ。
しかし欧米ではマルシェバッグという呼び方が昔からあって市場なんかにはこんなバッグで出かけたい。
大ぶりで野菜や果物を沢山詰めてネギをはみ出させて、オレンジが落ちちゃったり、リンゴを転がらせたり、
と考えていたら現場でシンプルな方がいいと言われて、沢山準備していったものはイン・マイ・バッグ。
片手にはコーヒーカップと相成りました…
茶色とゴールドのコンビが気に入っているバングルはhobo。
大好きなブランドです。
大人になるにつれてカジュアルな格好が難しくなっていく、というのが一般的だと思います。
少年のような好奇心旺盛な心をいつまでも持っていたいと思うのと同じように、
その内心にあう大人のカジュアルファッションを提案していく事も、この場所で行いたいことの一つです。